関東圏を襲っている放射能の危険性
たとえば!
福島第一原発事故による放射能の影響で、心臓病が増加しています。
心不全はあらゆる心臓病の末期像であり、現在、心不全患者の急増が、あまり社会に認識されず、また、医療関係者にさえその認識が十分ではないまま、進行している現状があります。
例えば、宮城県では、宮城県心筋梗塞対策協議会の活動の一環として、全県下で発生する急性心筋梗塞の発生率(年齢補正後)は、この2年間で約3.5倍に増加しています。
一方、医療の進歩により、院内死亡率は、男性が約20%から約5%へ、女性が約25%から約10%と大幅に低下しています。
この結果、虚血性の慢性心不全患者が激増していることが、東北慢性心不全協議会の登録研究でも明らかにされています。
全力で医療復興に当たりましたが、そこで目にしたものは、心不全患者の明らかな増加でした。
福島第一原発事故後の心血管病の増加は、急性心筋梗塞・肺塞栓症・タコツボ心筋症・重症不整脈などが報告されていますが、心不全の増加はこれまで報告がありません。隠しています!
今回の福島第一原発事故で心不全が増加した原因を明らかにすることは、今後の放射能災害医療にも大きく貢献する重要なテーマだと思われます。
福島第一原発事故により、関東圏で、心不全が増加しています!
(1) 放射能と放射線
物質が放射線を出すときに、その物質は放射能を持つという 。
放射能を持つ物質は自然界にもごく微量存在しているが、原子炉を運転すると(原爆・水爆が爆発しても)、放射能を持ったさまざまな物質が大量に生み出されてしまいます。
核燃料(ウラン235やプルトニウム239)を核分裂させて、エネルギーを発生させるためには、中性子(中性子ビーム)が必要だし、ウラン235やプルトニウム239の原子核が核分裂したときに、複数の中性子が発生します。
原子炉の中で、ウランなどが中性子を吸収してできるアメリシウムやカリホルニウムなどの元素も中性子を放出します。
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ウランやプルトニウムが、核分裂して新しくできた不安定な状態にある元素や、中性子を吸収して、エネルギーの高い状態になった元素の原子核が、より安定な、エネルギーの低い状態になるときに原子核から放出される放射線がアルファ線、ベータ線、ガンマ線なのです。
放射線の透過力についてみてみると、アルファ線とベータ線は透過力が弱いが、ガンマ線や中性子線は透過力が非常に強い。
なかでも中性子線は、鉛やコンクリートでも十分でなく、水(に含まれる水素の原子に衝突させて)でエネルギーを吸収させるためホウ酸水など使って遮蔽します。
放射能の強さは、元素によって決まった半減期ごとに1/2に減っていきます。
放射能の強さは、ベクレル(Bq)という単位で測ります。
一方、人体の被曝量(放射線を浴びた量)は、シーベルト(Sv)という単位で測ります。
人は年間で、自然界から0.001Svから0.002Sv(1mSvから2mSv)を浴びています。
X線撮影の場合はいろいろ条件によって変わりますが、おおよその目安は
1.歯科撮影6mSv/枚、
2.胃・十二指腸撮影9mSv/枚、
3.乳房撮影60mSv/枚、
という数値です。
医療で受けるX線の量:放射線科学センター暮らしの中の放射線http://rcwww.kek.jp/kurasi/page-48.pdf
各自で調べてください。
この厚生労働省の新しい基準値は、なんの根拠もありません!
危険な数値といわねばなりません!
生体濃縮を考えますと、危険な数値なのです!
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このような数値は、ありえません!
放射能は、微量でも生体に害を及ぼします!
被曝量の強さ
以前、被曝量はレム(rem)という単位で測った。
1Sv=100rem。
飛行機での被曝
高度1万mの上空を飛ぶジェット機では、大気の底(地表)よりも強い宇宙線を浴びます。
日本−アメリカの路線の1回のフライトの実測値の平均は約0.045mSv(飛行時間は約13時間)です。
乗務員が、年間800時間飛行するとすると、2.8mSvの被曝、すなわち一般人の限界線量を超えてしまいます。
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当面、海産物は禁止ですぞ!
(2) 放射能の危険性
放射線を浴びると、原子・分子から電子がはじき飛ばされ(イオン化し)、それが生物の遺伝情報が入っているDNAの場合、DNAの鎖が破壊され、2本の鎖をつなぐ塩基が壊されます。
被曝したあとすぐに(せいぜい数週間後に)出る急性障害と、数年、場合によっては数十年後に出る晩発性障害があります。
250mSv以上浴びると急性障害が出ます。
急性障害としては、やけど、出血(内臓からも)、けいれん、脱毛、目の水晶体混濁、意識混濁、白血球減少、永久不妊などがあり、さらに多量に浴びた場合は死に至ります。
従来7Sv以上浴びた場合は、生存が難しいといわれています。
1999年の東海村の臨界事故でも、結局7Sv浴びた人を助けることはできませんでした。
現代の最高の医療技術でも、それまでいわれてきた致死量を変えることはできません!
急性傷害
晩発性障害としては、ガン・白血病、白内障、胎児の障害、寿命短縮、遺伝障害などがあります。
これらが発現したとしても、その原因を数十年前に浴びた放射線だと特定することは現代医学では困難で難しい。
ガンや遺伝障害などは、放射線を浴びれば浴びるほどその発病の確率が高くなります。
逆にいえばどんなに少なくとも、放射能を浴びると危険だともいえます!
その両者の兼ね合いをとって、限界線量(許容量)というものが決められています。
日本政府は、ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告に準拠し、職業人(原子力関係の仕事に就いている人)については50mSv/年と定めています。
ただし、ICRP(国際放射線防護委員会)は1990年に職業人は20mSv/年(100mSv/5年)と勧告)。
一般人は、1mSv/年である(厳密には250μSv/3ヶ月)。
職業人の方が50倍も高いのは、仕事上放射線の知識はあるし、それに仕事上ある程度浴びざるを得ないからです。
μ(マイクロ)は百万分の一を表す。
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職業人に対しては緊急時には、100mSv/年が認められていました。
しかし、2011年3月11日に起きた福島第一原発の事故に際し、この値が250mSv/年にまで、引き上げられてしまいました。
暴挙と言わねばなりません!
微量放射線の害を評価するのは難しく、現在でも議論になっていますが、確率現象なのだから、いくら被曝量が少なくても発病の確率が低くなるだけでゼロにはなりません。
ある量以下ではほとんど害がないとする説(その量を「しきい値」という)、もう一つは、極微量ならばかえって細胞を活性化するという説(ホルミシス説)があります。
まだ科学的な合意が取れたとはいえないこのホルミシス説を、政府と原子力産業は利用して、国民を幻惑しています!
ICRP(国際放射線防護委員会)は1Svを被曝すると、一生の間に致死的ガンになる確率を0.05としています。
つまり20人が、1Sv被曝すると、1人は致死的ガンになるということなのです。
職業人の限界線量50mSv/年ですから400人に1人、あるいは40年間その量を浴び続けると10人に1人が致死的ガンになる確率なのです。
一般人の限界線量1mSvにしても、2万人に一人は致死的ガンになり、50年間では400人に1人となります。
もし、限界線量以下でもこの比例関係が続けば、どんなに被曝量が小さくても、浴びる人が多くなればなるほど、また浴びる期間が長くなればなるほど、致死的ガンになる人の数が多くなります。
微量放射線についてよくわかっていないのにも関わらず医療多用されて国民は、被爆しています。
日本ほど患者に、放射能を浴びせる国はありません!
日本列島には、
原子力発電所・・・・・・・54基
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放射線廃棄物保管施設・・・200ケ所ドラム缶77,353本
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劣化ウラン保管施設・・・・195ケ所1545万6600?
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これらの施設が各都道府県にあり、施設から漏れる放射能により国民の大半が、日常的に被爆しています!
まさに放射能列島日本です!