なぜ北朝鮮は、米国を何故恐れないのか?

　北朝鮮は6度目の核実験を強行、ミサイル実験を強行と、一致していた日米両国の対応を嘲笑うかのような行為を平然とやってのけています。

　これにより、強国アメリカの威信は失墜してしまい関係諸国は密かにあざ笑っています!!

　なぜ、北朝鮮は米国による報復を恐れることなく次々と挑発行為を繰り返すのだろうか。

　その理由は米国に朝鮮半島において軍事行動を展開する軍事力を持ち合わせていないからなのです。

　アメリカの底上げの軍事力を、北朝鮮に見透かされていることにある。

　対外介入に消極的であったバノン氏が首席戦略官を事実上更迭されたうえ、ホワイトハウス内の力関係が軍人出身者に傾いており、一部の有識者には米軍が朝鮮半島で軍事行動を起こす政治的な環境が生まれたと見る向きもある。

　朝鮮半島で軍事行動を起こすことは、シリアへの一時的な攻撃を実施することと次元が全く異なる。

　北朝鮮の背後には国境を接する中国・ロシアが控えており、プーチン大統領が警告する通り、北朝鮮の有事は大規模な紛争に発展する恐れがある。

　これには、アメリカは対応する事ができない!!

　トランプ政権が北朝鮮に対して軍事行動を起こす場合、軍事力の行使だけでなく対中・対ロを含めた東アジア地域全体の外交・安全保障戦略が確立されていなければならない。

　一歩間違えてしまうと、収拾のつかない大戦と成ってしまいまかり間違えるとアジアにおける拠点を失ってしまう可能性がアメリカにはありますから簡単に動けないのです。

5月のこのこけおどしは何だったのでしようか?

　難問が山積しているアメリカ

　トランプ政権の外交・安全保障上の関心は中東・南米・東欧等に傾斜しており、東アジア情勢を優先できる環境となっていないのですから・・・・。

　日本から「搾取」するのに血道をあげるばかりで、日本国を守ろうともしていない!!

　せいぜい自衛隊の中に、米軍を指導員または実質指揮官として配備し、ことあれば自衛隊が即応する体制を取るくらいである。

　後は何だかんだと「人世代遅れの兵器」を売りつけるばかりである。

　増派を決定したアフガニスタンへの対応やISIS壊滅後のシリア情勢安定化に向けた地上軍の駐留問題など処理しなければならない案件が山積みとなっているためにアジアにまで、手を回す余裕もないが、これは表向きであり、現実の問題は「ロシア」、「中国」、「北朝鮮」が保持配備しているロシアの最新兵器「ノイズ・ジャミング」に対抗する手段が見当たらないのである。