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日本国の自衛隊は、戦争のできる軍隊にはなれない!!

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日本国の自衛隊は、戦争のできる軍隊にはなれない!!

高齢化」している自衛隊が、本当にこの国を守れるのか?

大丈夫なのか?

 

北朝鮮への脅威で、国防予算は増え続けているが高齢化している今の自衛隊で日本国を守れるのだろうか?

防衛予算ばかり増えても、最前線にいる自衛官の高齢化は深刻な問題・・・。

米国のドナルド・トランプ大統領は「グアムに何かすれば世界がかつて見たこともない軍事力を目の当たりにするだろう」と応酬。

自衛隊は迎撃ミサイルPAC3の部隊を、島根、広島、愛媛、高知の4県に配備したうえ、高性能レーダーで弾道ミサイルを追尾できるイージス艦を日本海に配置し、24時間態勢で警戒と監視を続けることとした。

さらに政府は、中国・四国地方の9つの県を対象に、Jアラート(全国瞬時警報システム)などを用いた緊急情報の送受信訓練を近く行うことを決めた。

北朝鮮の国営放送が報じたところによると、金正恩朝鮮労働党委員長は戦略軍司令部を視察。

「米国が朝鮮半島周辺で危険な妄動を続ければ、重大な決断を下す」

「米国の行動をもう少し見守る」

この報道を機に、北朝鮮はグアムへのミサイル発射を留保した。

 

5年連続で増えている防衛予算

2017年版「防衛白書」でも、北朝鮮の核・ミサイル開発について

「新たな段階の脅威」と位置づけ、わが国を射程に入れる新型弾道ミサイルが新たに配備される可能性について言及した。

さらに、北朝鮮が核兵器計画を継続する姿勢を崩していないことを踏まえれば、時間の経過とともに日本が射程内に入る核弾頭搭載弾道ミサイルが配備されるリスクは増大する。

この北朝鮮の危機感をあらわにしている。

わが国にとっては、大陸間弾道ミサイル(ICBM)よりもこれらのほうが脅威となる。

確かに防衛予算は、第2次安倍晋三内閣以降5年連続で増えている。

北朝鮮の脅威が差し迫ったからと、予算を増やして対応しているわけではない。

政府は、計画的に防衛力を増強整備しており日本国防衛には不必要なほどの兵器をそろえて、武器弾薬の備蓄量を増やしています。

 

日本の防衛予算は、長期的な戦略に基づきつつ、防衛力を整備する中期的な計画を立て、各年度に必要な経費を計上する形で組まれています。

そのスタンスは、10年程度の期間を念頭に置いた、外交政策と防衛政策に関する長期的な戦略です。

現在の国家安全保障戦略は2013年12月に策定され、国際協調主義に基づく積極的平和主義をうたっている。

これを踏まえて防衛力のあり方と保有すべき防衛力の水準を規定する「防衛計画の大綱」(略称、防衛大綱)が策定される。

現在の防衛大綱は2013年12月に策定され、弾道ミサイル防衛として

・イージス艦を策定前の6隻から8隻に増やすことや、

・航空自衛隊の作戦用航空機を策定前の約340機から約360機に増やす

ことを盛り込む一方、

・陸上自衛隊の戦車を約700両から約300両に減らすなどして

実効性の高い統合的な防衛力を効率的に整備することを明示している。

弾道ミサイル防衛として、能力向上型のPAC3(地対空誘導弾)を2個群配備することも盛り込まれた。

 

イージス・アショア導入を発表した意味

8月3日の内閣改造で就任した小野寺五典防衛大臣は、防衛大綱の見直しに着手するよう、安倍首相から指示されたことを明らかにした。

その理由として、厳しさを増すわが国の安全保障環境を踏まえ、防衛力を強化し、国民の安全確保に万全を期すことを挙げた。

ただ、現在の防衛大綱はおおむね10年程度の期間を念頭に置いているものの、2013年末に策定してまだ5年しか経っていない。

目下、各省で、2018年度予算の概算要求を取りまとめている最中である。

 

とはいえ、2019年度以降の防衛予算については、新たに中期防を策定しなければならず、そのタイミングで変化する安全保障環境に対応すべく防衛大綱も見直すものとみられる。

8月17日にワシントンで開かれた日米外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)に合わせ、防衛省は「イージス・アショア」を導入する方針を発表した。

イージス・アショアとは、ミサイル防衛システムのイージス艦と同様の能力がある、地上配備型の迎撃ミサイルシステムだ。

自衛隊は、弾道ミサイル防衛での装備の充実、能力向上を図っているが、2017年版「防衛白書」では、自衛官の定員と現員についても公表している。

 

2017年3月末現在、自衛官は22万4422人。

予算定員24万7158人に対して、充足率(予算定員に対する現員の割合)は90.8%である。

10年前の2007年3月末の自衛官の現員は24万0970人であり、この10年で約1万6500人減っている。

特に1年前の2016年3月末の現員は22万7339人だったから、この1年で約3000人減ったことになる。

特に目立つのは、「士」(自衛隊の階級構成、将官・佐官・尉官・准尉・曹・士の最下位)の充足率だ。

日本の自衛隊は、このところ少子高齢化の影響を受けている。

士の隊員が足らなければ、わが国の防衛も成り立たない。

 

最前線の隊員が少ないという構造問題

士の充足率は、2007年3月末に93.1%(現員5万8107人)だったのが、2017年3月末では69.5%(現員3万9395人)と70%を割ってしまった。

予算面では士の隊員を増やす余地が残っているのだから、財政状況が厳しいから隊員が減らされたのではないことは明らかだ。

 

自衛隊は精強性の確保(平たく言えば、若返り)に努めている。

高齢化は、次期の防衛大綱や中期防でも、引き続き課題は「組織の若返り」であり、これを可能にする『徴兵制度』は、是か非でも制度化して貰わねば日本国土の防衛はおぼつかない!!

 

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