環境破壊!! PCBが日本中の原野に不法投棄されて大地に流れ出しています!!
放射性廃棄物、化学物質などの危険物質が日本中の山中や地下に不法投棄されて今や、汚染列島となり果てています!!
中部電力がPCBを山中に、放置しています。
PCBとは、熱に対して安定で、電気絶縁性が高く、耐薬品性に優れている。加熱や冷却用熱媒体、変圧器やコンデンサといった電気機器の絶縁油、可塑剤、塗料、ノンカーボン紙の溶剤など、非常に幅広い分野に用いられた。
一方、生体に対する毒性が高く、脂肪組織に蓄積しやすい。発癌性があり、また皮膚障害、内臓障害、ホルモン異常を引き起こすことが分かっている。
中国やアフリカ諸国の後塵を拝する日本「プラごみ対策」の無残
姫田小夏奈良公園でシカの怪死が続出
原因はプラごみの誤飲
6月、民放のニュース番組で、白いレジ袋をモグモグと呑み込む奈良公園のシカが映し出された。
奈良公園のシカは食欲旺盛で、数枚のシカせんべいをあっという間に平らげてしまう。
「もっとちょうだい」と迫ってくるシカに、手持ちのレジ袋までも奪われそうになる――そんな経験を、筆者も含む多くのツーリストがしているだろう。
2018年度における奈良公園のシカの生息頭数は1360頭(毎年7月時点調査)で、1年間の死亡数は347頭(奈良県奈良公園室)を数えたというが、誤飲と無関係ではない。
テレビのニュースはそのシカの怪死について、「お腹から出てきたのは、レジ袋などの大量のプラスチックごみだった」と伝えた。
シカの誤飲問題は以前から顕在化しており、奈良市はホームページに「レジ袋の削減に関する取り組みについて」というページを設け、2018年5月23日付で以下のように伝えている。
「国の天然記念物である奈良の鹿についても、散乱したレジ袋を誤飲し病死するという被害が見受けられます。
レジ袋無料配布中止による消費量の減少を通して、レジ袋散乱の更なる減少、ひいては鹿の誤飲被害の減少に繋がると考えています」(下線は筆者)
足元の奈良公園内に立地する小売店でのレジ袋無料配布の中止はどれだけ進んでいるのか、その取り組みの進捗を取材するため、同市の環境部環境政策課に電話をした。
しかし、その回答は耳を疑うようなものだった。
「(奈良公園内の)商業施設でレジ袋を配布しているかどうかわかりません。
市として実態調査を行っておりません。
レジ袋の有料化は以前から取り組みはありましたが、奈良公園ではまだ手を付けていません」
一方で、同課は怪死の原因となるレジ袋について「ツーリストによる持ち込み」と認識しており、「観光ガイド掲載やPRなど、広報活動に力を入れる」という。
近年、奈良公園には日本人以上に外国人が多く訪れており、「外国人ツーリストが故意にレジ袋を食べさせているのではないか」という指摘すら上がっていた。
しかし、「ポイ捨て対策」や「外国人客への呼びかけ」も大切だが、それだけでは十分ではないはずだ。
なぜツーリストがレジ袋を公園に持ち込むのか。それは、奈良駅から春日大社、東大寺にアプローチする途中の商業施設や周辺の小売店で物を買ってしまうからだ。
だとすると、せめてこうした小売店で「レジ袋ストップ」を徹底しない限り、この問題はなかなか解決しないだろう。
シカを保護しようと思うのなら、本気になって原因を断ち切るしかない。
市も公園事務所もレジ袋削減には無関心!?
心ある店主たちは、すでにレジ袋削減に取り組んでいるのかもしれない。
その事情についてもっと知りたいと思い、奈良市に取材をしたわけなのだが、上述のように市は実態を把握すらしていなかった。
しかも、誤飲問題は今に始まった問題ではないにもかかわらず、「市としては対策を打ってこなかった」(同課)と明かす。挙句には「あそこは、奈良県の奈良公園事務所が管轄していますから」という。
互いに責任転嫁しあって現在に至る、ということなのだろうか。
今度は奈良公園事務所のホームページを開いてみた。
「シカについて」というタブをクリックすると、『財団法人 奈良の鹿愛護会』の紹介があった。
そこに連絡をして、「周辺の商業施設でレジ袋配布中止の取り組みはあるのか」と尋ねると、やはりここでも「実態は把握していない、調査していない」という回答だった。
ちなみに、奈良県と隣接する京都府亀岡市では、今夏からほぼ全ての店舗でレジ袋を有料化する予定だ。
全国初のプラスチック製レジ袋禁止条例制定に向けて積極的な活動を展開する同市環境市民部は、「ポイ捨て対策以上に、ゴミの絶対量を減らす取り組みが肝要」だと語っている。
6月3日、原田義昭環境相は記者会見で、小売店などで配られるレジ袋の有料義務化(無料配布の廃止)について「東京五輪に遅れないように、今年か来年ぐらいにはやらなければ」と環境省の方針を示した。
すると6月15日には、世耕弘成経済産業相が「2020年4月1日の実施を目指す」と、政府として初めて、その時期を明言した。
内部事情に詳しい環境専門家によれば、「これまでレジ袋有料化に反対だったコンビニ業界や経団連も、G20でプラスチック問題が議題になることから、有料化受け入れに踏み切ったいきさつがある」という。
6月28、29日は、G20大阪サミットが開催され、海洋プラスチックゴミも議題となるが、G20のメンバー国をはじめ海外の多くの国は、すでにレジ袋を規制している。
もはや環境意識が高いとは言えない日本のお粗末な現状
ちなみに、アフリカでは55ヵ国のうち、すでに34ヵ国がレジ袋の使用を禁止している。
タンザニアでは今年6月に、レジ袋の輸出入、製造、販売、使用ができなくなるという“レジ袋禁止令”が出された。
また、ルワンダはすでに2008年から使用を禁止しており、現在では世界的な“レジ袋汚染防止国家”として模範的な地位を築いている。
漁業従事者が多いアフリカでは、海洋プラスチックごみが早くから問題になっていた。
翻って、日本はようやく重い腰を上げたばかりだ。国際的な注目が高まる東京五輪までに、せめて「有料義務化」だけでも法令が整えば、「日本の環境意識の高さを訴えることになる」(日本経済新聞)という打算がある。
しかし、今の日本を「環境意識が高い」とはとてもいえない。十数年前によく耳にした「環境立国」という言葉も、今ではほとんど聞かれなくなった。
日本で、レジ袋有料義務化の導入が遅れた背景の1つは、構造問題だ。端的に、“環境省と経済産業省のせめぎあい”だともいえる。
環境問題は両省が共管で当たっているにもかかわらず、「予算やマンパワーで大差がある上に、産業界とその献金に浴する政治家を後ろ楯にした経産省に潰されてばかり」(環境省管理職)という一面が存在した。
一方、中国といえば「汚染大国」という認識がいまだ存在する。だが、そこへの取り組みがまったくなかったわけではない。
急激な経済成長と大量消費時代に突入した中国では、2000年以降、捨てられたレジ袋が街に散乱する「白色汚染」が社会問題化していた。
そこで、中国政府はレジ袋(厚さ0.025ミリ以下を対象)の生産、販売、使用を制限し、有料化することを中国全土に義務付けた。今から11年も前の2008年6月のことである。
これを境に、上海市民も小売店での買い物にエコバッグが必携となった。2010年には上海万博が開催され、住みよい社会をテーマに、上海市民はエコロジーへの認識をいっそう高めた。
「環境のために」は市民共通の合言葉にもなった。環境配慮型社会に向けて、若い世代を中心に着実なステップを刻む一面もあった。
けれども、「一歩進んで二歩下がる」とはこのことで、ここにきてアプリを使った新興ビジネスが流れを変えてしまう。
フードデリバリーの普及で家庭ゴミが大量に増えてしまったのである。1回オーダーすれば、食品容器や割り箸、ストロー、レジ袋でテーブルの上はたちまちゴミの山となる。
2019年には利用者は4億人を超えるという。
4億人が注文すれば、「4億本の割り箸」と「4億個の容器」と「4億枚のレジ袋」が同時に消費されることになる。
だが、これを座視してはいない。上海市政府は、『上海市生活ゴミ管理条例』を7月1日から施行するが、この条例は、ゴミの分別を規定すると同時に「使い捨ての減少」にも言及している。
党や政府機関に対しても、環境に配慮した設備や商品を使うよう促し、使い捨ての事務用品の使用を減らし、公共の場所での使い捨て容器は「使用してはならない」と規定した。
飲食業、ホテル業に対しても、「使い捨ての箸や食器をすすんで提供してはならない」と要求している。
前出の環境省管理職は、「規制により対策が生まれ、それが新たな市場を生む」と語ったが、これを機に上海でも、さまざまなイノベーションが起こるはずだ。
消費者の環境意識が高まる中国では、すでにフードデリバリーのプラットフォーマーが「食べられる箸」を開発している。
逆に、レジ袋の有料化でゴタつく日本が恥ずかしい。日本は、チャレンジする中国をもはや笑えない。
世界で吹き荒れるプラスチックごみ削減ムーブメントだが、日本の及び腰が続けば、アジアやアフリカの国々からも白い眼で見られることにもなりかねない。
(ジャーナリスト 姫田小夏)
以上
日本国と日本人は、アメリカの魔手から脱却して新たな道を模索しなければ滅びてしまいますぞ!!
日本国再生こそが、緊急の課題でありますぞ!!
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