ウクライナ政府が、ロシア軍が占拠していた首都キーウ近郊のブチャなどで、民間人とみられる410人の遺体が見つかったと発表しました。
ゼレンスキー大統領は、日本時間の4日の夜に現地を視察し、「ロシアによる大量虐殺だ」と非難しています。
これから流れるVTRには、遺体の映像が含まれています。「つらい」と感じる方は、無理なさらないで下さい。
■軍用車をミサイルで破壊…ロシア軍公開 ロシア国防省が、新たに公開した映像です。
森林地帯を飛行するロシア軍のヘリコプター。すると、次の瞬間、搭載されたミサイルを数発、ウクライナ軍目掛け放つと、ミサイルは命中し爆発。
一瞬で、煙が立ち上ります。
ロシア国防省は3日、森の中に隠してあった、
ウクライナ軍の軍用車をミサイルで攻撃、破壊したと伝えました。 地上では、「Z」の文字が記された戦車が確認できます。
■マリウポリ 10万人以上取り残され… ロシア軍の激しい攻撃が続いているウクライナ南東部の港湾都市・マリウポリ。ロシア兵は銃を向け、繰り返し発砲します。 いつ、ミサイルや砲弾が飛んでくるか分からない状況で、いまだに10万人以上の市民が取り残されているといいます。
■最前線の兵士 苦しむ“砲撃の恐怖” ロシア軍が撤退を始めているという首都キーウ周辺。
しかし、最前線のウクライナの兵士たちは今も、砲撃の恐怖にさいなまれています。
ウクライナ兵士:「ロシアの空軍が出てくると、皆神経を尖らせる。戦闘機が来ると…。
隠れて、早く!今のは、自走砲弾だ。
我々には命中しなかった。
聞こえるか?頭上を飛んでいる。向こうで命中させてから、こちらに撃ち込んでくるかもしれない。
もう1発、撃った。
一日中こんな感じで、わずかな間は多少静かになっていたが…」 ■世界最大の輸送機「夢」 無残な姿に… ウクライナ政府は、首都を含むキーウ州の全域をロシア軍から奪還したと強調しました。
キーウ近郊の軍用空港「アントノフ空港」もその一つで、奪還はしたものの、代償は大きかったようです。
この空港には、世界最大の輸送機「ムリーヤ」が置かれていました。
元々、ソ連版スペースシャトル「ブラン」を輸送するため、1980年代に開発された機体で、「夢」を意味します。
6基のエンジンで大量の貨物を一気に運ぶことができる、世界で1機しか存在しない航空ファンにとって“夢”の機体でした。
しかし、メンテナンス中にロシア軍の侵攻に遭い、見る影もなくボロボロに…。
修復が不可能なほどに、破壊されてしまいました。
記者:「ここでは侵攻開始以来、激しい戦闘が行われてきました。これは、その結果の一つです。
公式情報によると、この飛行機は当時、アントノフ空港で修理中でした。
別の場所へと飛ぶ時間がなかったのです。
空港敷地内を歩いています。
そこらじゅうに破壊された軍車両があります」
空港職員:「とても悲しい、悲しいことですが、私たちは立て直して、また新たなムリーヤ(夢)を作らなくてはいけません」 製造元のアントノフ社は「伝説的な航空機の取り返しのつかない損失を防ぐ」として、ムリーヤ復活に向け、世界各国から資金援助を呼び掛けています。
■ロシア兵の“弱音”傍受「プーチンは…」 ウクライナ軍の徹底抗戦で、ロシア軍の士気の低下も指摘されています。
ロシア兵:「実際、どうやって戦えばいいか分からない。武器も、すべてなくなった。
もしかしたら、撤退するかもしれない」
ウクライナ保安庁が公開した音声です。首都キーウ近郊のロシア兵の通信を傍受したといいます。
ロシア兵:「この1カ月、俺たちはここで、何の役にも立たない戦いをしてきたんだ。
プーチンはクソ野郎だ」 ■ゼレンスキー大統領 グラミーで支援訴え
前線で戦うロシア兵から不満が漏れ出すものの、依然、ロシア軍の侵攻は止むことがありません。
ゼレンスキー大統領は3日、世界中が注目する、グラミー賞の授賞式に登場。
ビデオメッセージで、ウクライナへの支援を訴えました。
ゼレンスキー大統領:「我が国のミュージシャンたちは、タキシードの代わりに、防弾チョッキを着ている。
私たちは、爆撃で恐ろしい沈黙をもたらすロシアと戦っています。死の沈黙。
この沈黙を皆さんの音楽で満たして下さい。
皆さんにできる方法で、私たちを支援して下さい。
そうすれば、平和が訪れるでしょう。
この戦争で、破壊された我々のすべての街に」 ■ゼレンスキー大統領が視察「戦争犯罪」
反戦を自らの言葉で呼び掛けたゼレンスキー大統領。その姿は翌日、多くの民間人の遺体が見つかったキーウ近郊にありました。
ゼレンスキー大統領:「マスメディア、記者たちがここにいるのは、我々にとってとても重要です。
ここで何があったのか、ロシア軍は何をしたのか、ロシア連邦は、平和なウクライナで何をしたのか。全世界に見せるのが、とても重要です。
彼らの人間の扱いは、動物よりもひどいです。
これは戦争犯罪で、ジェノサイド(大量虐殺)です」
防弾チョッキを身にまとったゼレンスキー大統領。
街の至る所に民間人の遺体が放置されていたブチャを視察しました。
ゼレンスキー大統領:「数千人が殺害され、手足が切除され、女性はレイプされ、子どもが殺害され、これはジェノサイドそのものです。
彼ら(ロシア軍)が、ここで何をやったのか、自分の目で見てから、交渉に励むのは難しくなる」
「ジェノサイド」「戦争犯罪」だと何度も訴えたゼレンスキー大統領。自身のSNSでウクライナ兵と共に、変わり果てた街の姿を見て回る様子を公開しました。
倒壊した住宅。路上には、放置された住民の遺体。ロシア兵から逃げる途中だったのか、自転車に乗ったまま倒れている遺体もあります。
■手作りの墓標…教会敷地に集団墓地 ロシア軍は先月初旬に、人口3万人のブチャを侵攻し、数週間にわたって占領していました。
ブチャ・フェドルク市長:「おととい、ここで22の遺体が見つかった」 マンションの住民:「ロシア軍が最後に去った日、何の理由もなく、手を挙げていた男性を殺して、マンションの入り口にいた女性も殺しました」
ブチャ市の公式ホームページで公開している
ロシア軍による侵攻前の市内の様子。
自然豊かな美しい街並み。
車道には車が行き交い、穏やかな日常の風景が映し出されていました。
街の中心には、金色に輝く屋根の教会があります。
しかし、この教会の敷地内は今、集団墓地になっているといいます。
手作りの墓標には、日付と埋葬されたとみられる住民の名前が記されています。
CNNは、住民らの証言として、これまでに150人がこの教会の敷地内に埋葬されたと伝えています。
■キーウ周辺で…民間人410人の遺体
「胸が痛い…」と、小雨が舞うなか、涙を流す女性。ロシア軍に連れ去られた、
夫の行方を探し続けていたといいます。
女性:「13日間かけて夫を探し回りました。
赤十字へ行くと、担当の人にこう言われました。『地下室に2人の遺体がある。
もしかして、あなたの夫では』と。
靴やズボンで、夫だと分かりました。
ボロボロで暴行の跡がひどかった。
ひっくり返したら、顔も陥没していた」
ロシア軍による容赦ない攻撃で失われた多くの命。
ウクライナ当局は、キーウ周辺で民間人410人の遺体を発見したと発表しています。
ブチャ虐殺は紛れもないジェノサイド、拷問遺体が告発する真実 <picture><source srcset="https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20220407-00069624-jbpressz-000-1-view.jpg?exp=10800&fmt=webp" type="image/webp" /><source srcset="https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20220407-00069624-jbpressz-000-1-view.jpg?exp=10800" type="image/jpeg" /></picture>ロシア軍が撤退したブチャの町でロシア軍による拷問・虐殺の事実が次々と見つかっている。写真は3人の男性の遺体の前に立ちすくむ女性(4月5日ブチャで、写真:AP/アフロ)
ウクライナ戦争初期にロシア軍が進駐し、1か月の占領後に撤退、ウクライナ側に奪還されたキーウ(キエフ)近郊の町ブチャ(Bucha)。
人口4万の小さな町ブチャで少なくとも410体に上る一般市民の拷問・虐殺遺体が発見され国際的に大きな波紋を広げています。
占領中の3月中から、衛星写真などを通じて、路上に遺体が散乱している可能性が指摘されていました。
実際にロシア撤退後、ヴォロデミィル・ゼレンスキー大統領自身を含むウクライナ側が踏み込んでみると、路上や屋内、地下室などに死体が散乱。
ジーンズ姿のまま両手を後ろに縛られ、頭部を撃ち抜かれた状態の遺体など凄惨な拷問の様子が明らかになってきました。
残虐行為、戦争犯罪はウクライナ戦争の随所で発生、ブチャの虐殺は「氷山の一角」とも捉えられています。
こうした「ブチャの遺体群」は日本の報道陣も確認している模様で、この時期に市民を対象に何らかの拷問、殺人行為があったことは、まず疑いようがありません。
しかし、ロシア外相は公式に否定し、国連安全保障理事会・緊急会合の開催を要請すると表明。
他方、国連のグテレス事務総長は「ブチャで殺害された民間人の画像に大きな衝撃を受けている」「独立した調査によって、説明責任がしっかりと果たされることが不可欠だ」?
と異例の短信を公表。
ネット上では「遺体写真はニセモノ」「その証拠に、遺体が動いた」などとする、ロシア側アカウントからのフェイク情報も大量に発信されており見え透いた責任回避の工作が観察されます。
このような統制の取れない軍隊のあわただしい撤退後、残虐行為の証拠が残されるさまは、アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所の解放を彷彿させるもの、まさに「ジェノサイド」「ホロコースト」以外の何物でもありません。
ロシア側の戦争犯罪は動かしようのない事実となりつつあり、司法訴追の可能性も現実味を帯びてきました。
このような中、4月6日付 AFP通信は、ブチャを占領していたロシア軍に「3種類の軍服」の兵士がいたことを、現地住民の証言として報じています。
ロシア軍の侵攻初期にやって来たのは、ソ連時代から見慣れた軍服のロシア兵で、大半は若者でした。
ところが占領から2週間ほどすると、そのような若者より年上で、2種類の軍服を着た年配の横暴な軍人たちが現れ、街で残虐行為を働き始めたというのです。
前述のAFP電によれば、2週間後=3月半ば頃から現れるようになったのは通常の正規軍と異なる「黒」と「濃緑」の軍服を着た40歳以上の兵士たち。 「黒」と「濃緑」の集団は正規軍よりも「良い装備」を持ち、また一部はただちに残虐な行動を取り始めます。
市民は移動を禁止され、食料などの買い出しは女性だけ許可。
スーパーに買い物に行こうとした男性が屋外で発見され、直ちに射殺されるのが目撃されました。
屋内で、日常品にも事欠く生活を余儀なくされたブチャ市在住の証言者である女性は、正規軍の若い兵士に「子供たちに何を食べさせたらよいのか?」と訴えました。
すると若い兵士は「配給品や食料をもってきてくれた」。
そのような「良い人」も正規軍の中にはおり、そんな若い兵士から「住民の移動を禁止したのはFSB(ロシア連邦保安庁)で、とても暴力的な特殊部隊」だと教えられた、とAFP電は伝えます。
察するところ、上の、通常と異なる「濃緑の制服」の中年の軍人たちは、FSBの特殊部隊スペツナズの可能性が高いでしょう。
FSBスペツナズ兵士が、住民の射殺や拷問など、残虐行為を働いたと考えられます。
これに対し、黒色の制服の兵士たちは、前回稿で解説したプーチン大統領のボディーガードが40万の軍勢に膨れ上がった「ロシア国家親衛隊」グヴァルディアの兵士であった可能性があります。
上リンクの写真で、プーチンがグヴァルディアのゾロトフ隊長に手渡している旗が「白黒旗」なので、以下では「親衛隊」を「黒」と記すことにします。
ただし、写真のゾロトフは濃い緑の軍服、その横の護衛官は黒の軍服、どちらの色も使用しているので、ブチャの軍服の色に関して断定はできません。
ただ、一目見て違う軍服、指揮系統の違う3つの部隊がブチャに進駐していたことはまず間違いない。
これらの現地第一線の目撃情報から、ウクライナ占領地の最前線で何が起きていたか、ロシア暴力装置の3重構造を考察してみましょう。
■ カエルと蛇:ロシア武力の多重構造 ウクライナ国内はロシア侵攻以前、武装のない民間警備員が治安維持に当たっていたとのことですが、若者主体の通常軍が進駐してきた時点で、みな逃げ去ってしまったと先ほどのAFP電は伝えます。
いったん武力侵攻したのちは、地域住民を力で押さえつける必要がありますから、治安警察=国家保安庁FSB、つまり軍隊規模に拡大した秘密警察という、ソ連~ロシア定番のパターン、かつてチェチェンでもドンバスでも繰り返されてきたパターンが、ブチャでも繰り返された。
その「FSB進駐」が、住民の無差別殺傷という「威嚇行為」に始まり「裏切者」を見つけては地下牢で拷問、殺害などに及ぶ恐怖支配に発展。
ちなみにフランス革命初期にこの「一般市民の恐怖による支配」を名付けたのた「テロール」「テロリズム」というフランス語の起源です。
定義に従って正確に、FSB軍勢が行ったことは「テロ」であり、「濃い緑色の軍服」と思しいFSBスペツナズの兵士たちは「テロリスト」ということになります。
あえて言えば彼らFSBは市民を襲う「蛇」と言えます。
また、ロシア戦争指導部の都合として、この「市民への残虐行為」はFSB軍勢が行わねばなりません。
通常軍はあくまで「人道支援」のための「特殊軍事行動」を取っている建て前ですから、住民殺害など「知らぬ存ぜぬ」で押し通す必要があります。
「蛇」とは違う「カエル」の軍隊ですよ、という強弁です。
住民の拷問や殺害などの「汚れ仕事」は、年期も浅く、あまり信用できない若者集団である一般軍の命令系統に紛れ込ませるわけにはいかない。何かあった時、責任を問われてしまいます。
さらにこうした「汚れ仕事」を「黒い軍服」の集団つまり「ロシア国家親衛隊」に担当させられないのは当然のことです。
「親衛隊」グヴァルディアはプーチン直属の武力ですから、言い訳ができない。
もし「親衛隊」グヴァルディアが住民殺害などジェノサイドに加担したとなると、その責任追及は錠前工から叩き上げで立身出世した、忠実なるプーチンのイエスマン、ヴィクトル・ゾロトフ隊長ではとどまらず、トップのプーチンが直接責任を問われてしまいます。
この点、FSBがどれだけ悪逆非道を働いても、その指令責任は(プーチン自身は2代前のFSB長官であったけれど)現役のFSBトップ、アレクサンドル・ボルトニコフ上級大将止まり、と強弁が可能「かもしれない」。
ここではボルトニコフはプーチンの「トカゲのしっぽ切り」になっているわけです。
ここで問題になるのは、そのFSBもただ単にやられているばかりでなく、そろそろお荷物になってきたプーチンを消し、このボルトニコフを担ぐクーデタ計画なども報じられている。
つまり「何でもあり」の残虐集団、FSBそのものも、決して信用されているわけではなく、そのお目付けが「錠前工」ゾロトフ隊長率いる「国家親衛隊」隠密同心グヴァルディアという武力の3重構造が見て取れます。
■ 蛇を殺すナメクジ 「ナチスの二の舞」の回避を狙うプーチン 事実、ゾロトフ隊長は3月14日付、親衛隊向けのウェブサイトに「ロシア軍のウクライナ侵攻作戦は望んでいたほど迅速に進まなかった」という「公儀隠密」的な観測を表明し、西側に報道されています。
ショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長が名目上率いている「正規軍」の侵攻が思わしく進まない中、この3月14日あたりにブチャに入った汚れ仕事のFSBスペツナズと、それらが暴走しないようお目付け役で入っているゾロトフ指揮下の「国家親衛隊」グヴァルディアは、憲兵的な観点で正規軍やFSBが反プーチンで「反乱」しないよう、目を光らせている。
逆にFSBがいくら市民を殺傷しても、それは「想定の範囲内」なので、特段「おとがめなし」。
まさに「隠密同心」として、それなりに大きな武力を現地に送っている可能性が高い。
グヴァルディアの銃口は市民には向けられず、何かヤバいことがあったとき、FSBスペツナズなど「汚れ仕事」実行犯の始末など「口封じ」の役目を担っている可能性が一番高いでしょう。
いわば「蛇」が暴走したとき、それを殺す「ナメクジ」軍隊がグヴァルディアで、その大将がゾロトフ大将、最高司令官がプーチン大統領ということになります。
仮に「FSBによるジェノサイド」があった場合、プーチンとしては「それは軍紀に背いて勝手に行った現地<反革命分子>「蛇」が行った戦争犯罪で、大統領直属の<国家親衛隊>グヴァルディア=「ナメクジ」軍隊は、それら反革命分子を制圧し、ウクライナ市民を守った<人道的特殊軍事行動>を取っただけであって・・・。
絵に描いたような責任回避のお経を唱えることが可能です。
これをあえて例えるなら、アウシュビッツで莫大な数の遺体が見つかったとき、それらの指示はアドルフ・ヒトラーによるものではなく、ナチス親衛隊指揮官ハインリッヒ・ヒムラーの暴走であったと、ヒトラーが強弁するようなものです。
つまり「反革命分子ヒムラーは、ヒトラー総統の人道的特殊軍事行動の発動命令で、国家秘密警察ゲシュタポの手で鎮圧された・・・」などと言えるよう、指揮系統を分離してある。
姑息です。
現実のナチスでは、ゲシュタポ=ナメクジは親衛隊の一部でしたから、ヒムラーがトップで、そのような言い訳はできませんでした。
そうした経緯を踏まえ、ロシア国家法律顧問としてプーチンの右腕となったペテルブルク大学法学部元講師、ドミトリー・メドベージェフあたりの側近が、このような分散システムを工夫した可能性が考えられます。
しかし、現実にはそのような強弁が通用するわけもなく、蛇もカエルもナメクジも他国への武力侵攻という戦争犯罪、このウクライナ犯罪戦争の全責任はウラジーミル・プーチン以下、戦争指導部全員に問われるものです。
ブチャで発見された無念の遺体、犠牲者の一人ひとりが、ロシア版「ニュルンベルク裁判」の必要を強く求める証人であると言わねばなりません。
伊東 乾
ブチャ虐殺を「フェイク」と主張するロシア、突きつけられる被害の現実 ◆300人近くの民間人が殺害されたと言われるブチャ後ろ手に縛られて頭を撃ち抜かれた遺体に、地下室に横たわる子どもの遺体――ウクライナの首都キーウ近郊、ブチャの惨劇が世界に衝撃を与えている。現地取材中の香港人ジャーナリストのクレ・カオル氏が話す。
「私がブチャに入った4月5日には、ボランティアによって遺体が埋葬地に移送されていましたが、いまだ多くの遺体が大きな穴に保管された状態で独特のにおいが充満していました。
埋葬済みの遺体も一部は土から手が飛び出ていた。性的暴行を加えられた少女や、ロシア軍に見つかるまいと長期間身を潜めていたせいか餓死した女性もいたようです。 ロシアは『フェイクだ』と虐殺行為を否定していますが、これは間違いなく現実。あのひどすぎる光景は忘れようにも忘れられない……」
◆虐殺行為は今回に限ったことではない
実は、ロシア軍による虐殺行為は今回に限ったことではない。軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏が話す。
「第一次チェチェン紛争では2万5000人の民間人が殺害され、シリア内戦でも無数の民間人がロシア軍によって殺されました。 今回ブチャで虐殺行為に関わったのはFSB(ロシア連邦保安局)と第64独立自動車化狙撃旅団とされていますが、彼らにとって拷問は当たり前。 ベラルーシから入り、キーウ侵攻を目指すなかで伸びきった補給路がウクライナ軍の攻撃で絶たれたため、敵に対する恐怖心もあって民間人虐殺に手を染めたと想像できる」
国連総会は4月7日に人権理事会からのロシア追放を決定。各国が追加制裁も決めたが、黒井氏は「さらなるロシアの凶行は避けられない」と話す。
「ウクライナ東部の制圧に注力すると言われているが、軍事侵攻がうまく進まなくなるほど、民間人を殺めて恐怖で支配しようとするでしょう」
カオル氏によると「ロシア軍は遺体に爆弾を仕掛けて撤退したと言われており、そのせいで詳細な被害の解明に時間がかかっている」という。 なぜ、そうまでして無辜の民を殺したのか……? ロシアの戦争責任は免れない。
◆ブチャより凄惨。北西の街ボロディアンカの惨状
実はブチャよりも多くの民間人が殺されたと言われているのが、ブチャから20kmほど北西にあるボロディアンカ。カオル氏によると「ロシア軍の爆撃を受けてから3週間以上、救援物資の輸送すら許されなかったため、ブチャ以上に多くの住民が亡くなった。 建物も60~70%が破壊され、いまだ多くの遺体が瓦礫の下に埋まっている」という。
<取材・文/週刊SPA!編集部> <iframe id="google_ads_iframe_/18333008/PC_excite_news_bunner_728_90_0" tabindex="0" title="3rd party ad content" role="region" src="https://16535511c403587cec25b087fc9b5f22.safeframe.googlesyndication.com/safeframe/1-0-38/html/container.html" name="" width="1" height="1" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" sandbox="allow-forms allow-popups allow-popups-to-escape-sandbox allow-same-origin allow-scripts allow-top-navigation-by-user-activation" data-is-safeframe="true" aria-label="Advertisement" data-google-container-id="7" data-load-complete="true"></iframe> 【解説】「“虐殺”はウクライナのでっち上げ」駐日ロシア大使は
ここまで
新型コロナウイルスが存在することを証明した人は世界に誰一人としていません!!
それを政府も厚生労働省も「新型コロナウイルス」と呼びます!
またPCR検査が新型コロナウイルスを検出できることを証明した人も世界に誰もいないのに「陽性」だの「陰性」だのと大騒ぎします!!
イソジンや重曹でうがいしてPCR検査をうけると「陰性」となります!!従いまして無症状の人がこの新型コロナウイルスを人に伝播させるということを証明した人もいません!!
病原体を説明することが出来ないものに対してワクチンを作れるはずもありません!!
だから「コロナワクチン」はワクチンではありません!!
遺伝子の確認も病原体を証明しないとできません!!
遺伝子を確認しないとPCR検査も作れない!!
・グラフェンの血中濃度80%で、2年生存!!
・グラフェンの血中濃度70%で、3年生存!!
・グラフェンの血中濃度50%で、5年生存!!
二酸化塩素水は、体内の酸化グラフェンを分解、排除する・ N-アセチルシステインが酸化グラフェンを排除する
DSの最終目的は、人類をVRの世界に誘導して、脳を支配して人類を自由自在に操ることである!!
私たち人類は、立ち上がり自己防衛するしか生きる道は残されていない!! 生存のための選択肢は「戦い」である!! 誘拐された子供たちを救出する協議会 自警団を各地に設立して、家族を守れ!! 日本国自立なくして、子供たちの輝かしい将来はない!! TEL042-365-2728 FAX042-361-9202住所、氏名。 電話番号を明記の上でFAXでお問い合わせください!!
多くの方たちから「行方不明の子供」の情報が送られてきます!!