これは、ただ事ではありません!
事実であれば、大変なことである!
以下
科学者として
厚生省の国立感染症研究所(予研)主任研究官の著者が、新宿のど真ん中で大量に細菌やウイルスを扱う日本最大の病原体実験施設の危険性を内部告発する。衝撃の書き下ろしノンフィクション!
幻冬舎
恐怖の病原体が東京中にばらまかれている
国立感染症研究所実名内部告発
東京・新宿区にある国立感染症研究所(旧国立予防衛生研究所)をご存じだろうか。
移転前にも感染事故や爆発、火災事故が頻発したが、現在も危険な病原菌やウィルスを使って研究している。
バイオ施設の法的規制がない、わが国最大の実験施設の恐怖の実態を告発する。
エイズ、ペスト、0−157、赤痢、チフス、マラリア、結核、リケッチャ、狂犬病・・・。
国立感染症研究所(新宿区戸山。竹田美文所長。職員は約400人。以下「感染研」)では、人間を死に至らしめたり、重症になる可能性があるこれらの病原菌やウィルスを使って、研究しています。
じつはこの感染研から、強い圧力をかけて強制排出される実験室内の空気、排水、それに内部から逃げ出すゴキブリ等の昆虫には、これらの病原菌やウィルスや発ガン物質が含まれている可能性が高い。
そのために、この施設と至近距離で生活している地域住民や早稲田大学関係者、身体障害者施設に関係する人たちの生命を脅かしているのが現状です。
人の健康と福祉を第一に考える厚生省の管轄下にある感染研が、このように人命を軽視しているのは、まったく納得できません。
私は、問題の感染研に勤務する国家公務員の研究官です。
そして、クリスチャン(プロテスタント)です。
人間の生命に関わる事態を知っていながら黙っているのは、"人殺しに等しい罪"と考えるようになり、現在のような感染研のあり方に反対しています。
感染研の前身・国立予防衛生研究所(略称は「予研」。1997年に「感染研」に改称)が現在地に移転したのは1992年9月。
移転以来、私が知る限り、排出されている排気や排水の病原微生物学的検査は、一度も実施されたことはありません。
職員が毎年のように亡くなる
このように危険極まりない感染研は、住宅密集地のド真ん中にあるべきではありません。
そもそも、周辺住民や早大、障害者団体、新宿区長・区議会の反対を押し切って、機動隊を導入してまで移転すべきではありませんでした。
危険な実験を中止し、周辺住民に影響のない安全な場所に再移転すべきです。
予研時代から、新宿区への移転を疑問に思っていたが、周辺住民の移転反対運動を知り、感染研を内部告発するようになった。
数カ月中に東京地裁で判決が下される『予研=感染研裁判』でも、原告側(反対住民)証人として、感染研の危険性や問題点を証言。
自らの信条を記した『科学者として』(幻冬舎)を、10月26日に上梓。
その著書に、思わずゾットさせられる記述がある。
<(日本の予研では)47年から72年までに80件の感染事故が発生し、60年に2回、80年代に3回も爆発・火災事故が発生し(中略)93年と95年、実験動物が施設外で3回も発見され、94年には過去12年間の予研職員の在職中・退職直後の死亡者の9割以上(注、13人中12人)ががんで死亡していた事実が判明しました。>
(「本書によせて」広島大学名誉教授・予研=感染研裁判原告代表・芝田進午)
感染研が移転する前、同じ場所に国立栄養研究所があったが、隣接する早大文学部でも不気味な"事件"が起きていた。
<80年代に早大文学部教員のうちで在職中にがんで死亡する者が多かった事実があります。(中略)その多数の研究室(注、死者5人中4人)が、当時、隣接していた国立栄養研究所からの排気が直撃する場所にあったので、後者からの排気中の発がん物質に起因していたのではないかという疑惑が発生しています。>
(同前)
研究所で働く者にとって一番ショッキングなのは、現職の職員が亡くなることです。
毎年のように、1人か2人が亡くなることもありました。
その死因のほとんどがガン。
いくら死因のトップといっても、これほどガンが多いと、厳粛にならざるをえません。
今年のたしか6月頃にも、50台半ばの研究室の女性スタッフが、やはりガンで亡くなったばかりです。
実験に使われる病原菌やウィルス、それとも有機溶媒などがガンの原因になっているのかは、詳しいことは何もわかりません。
ただし、私自身も、予研に勤めて間もない1970年頃、汚染事故としか考えられないような症状を経験をしたことがあります。
今はP3施設がもっとも危険
<化学部の人がその装置(細胞破砕機)を使いにきた。彼らは実験に大腸菌を使っていた。(中略)ところが、仕事を終えて自宅に帰ってから、急に熱が出た。「昨日の夜、いままで体験したこともないぐらいの高熱が出てね・・・」
こう私が話すと、同僚たちは、「おれもそうだ」「おれも熱が出たんだ」と口々にいうではないか。思い当たることといえば、前日、化学部の人たちが隣の部屋で大腸菌を破砕(高圧をかけて一気に常圧に戻すという一種の"爆発")していた、あの行為しかない>
(同書より)
小誌も数年前、感染研のある研究官に感染症について取材を申し込んだ。
その時、研究官は「シャーレーが割れて、研究室にウィルスが飛び散っているから」と、取材を断った。
これらの感染事故は、地元の保健所にも報告されていない。
病原菌やウィルスを扱う研究施設では、その「物理的封じ込め」の方法が厳しくなる順にP1からP4まで、4段階のランクがあります。
ランクが上になるほど、それだけ危険性が増すわけです。
日本では、最高ランクのP4施設は、この感染研の分室(東京都武蔵村山市)と理化学研究所ライフサイエンス筑波研究センター(茨城県つくば市)の2ヵ所にあります。
しかし、感染研の分室は、武蔵村山市議会の反対に遭って、81年以来稼動しないまま現在に至っています。
また、理化学研究所も、2度、危険な実験をしただけで、本格稼動はなされていません。
ただし、本来P4施設でなければ行うべきでない病原菌やウィルスの遺伝子組み換え実験は、今では、P3以下の施設でも行われいています。
実質的には、P3施設がもっとも危険な施設で、感染研は、そのP3施設なのです。
しかも、P3実験室7室とP3の動物施設1室の合計8施設が集中しています。
これほど1ヵ所に集中しているのは、アメリカの広大な敷地に立地する軍関係施設などを除けば、世界的にも珍しいといわれています。
それほど危険性の高い施設が住宅密集地の真ん中にあるのです。
施設の建物と、一般民家や早大文学部の建物との距離は、近いところで10メートルほどしかありません。
さらに、感染研は小高い丘の上にあります。
屋上にある排気口から出された排気は、周辺に降りてくるでしょう。
大雨が降ると、研究施設の排水が住宅地の下水溝からあふれることも心配です。
同書には、P3施設用の排気口に取り付けられるフィルターの"穴"についても触れられている。
<P3のフィルターは、すべての病原体を死滅させる高圧滅菌器や乾熱滅菌器とは本質的に異なる装置である。通常0.3ミクロンの超高性能粒子吸着フィルターで粒子を補足するが、フィルター上の病原体を積極的に死滅させることはしない。0.3ミクロンといっても、条件次第で粒子の通過の程度は変化する>
ちなみに、このフィルターでは、細菌(0.5〜1ミクロン)を補足しても、ウィルス(0.02〜0.3ミクロン)は、通過させてしまう恐れがある。
このような施設はWHO(世界保健機関)によって、『病原体実験移設安全対策必携』を守るように指導されています。
しかし、感染研は、その指針のうち、「実験室は耐水性であること」や「塵がたまるような水平面は避けること」など、数十項目にわたる違反があったことが、裁判で指摘されています。
世界的に著名な環境運動家のJ・リフキン氏は91年、感染研について早大で講演した時、「世界で最悪の場所だ」と断言しました。
それなのに、感染研側は、「いまだかつて、周辺住民に伝染病が発生したことはない」と、安全性を主張しています。
この発言は、科学者としては失格です。
なぜなら、予研時代も含めて、周辺住民の疫学的調査を、一度も実施していないからです。
感染研幹部が偽造した文書
伝染病に感染しても、発症するのはごくわずか。病原体やウィルスに対する血液中の抗体価が上昇した変化があって、初めて感染したことがわかるんです。
その結論を出すためには、一定期間をおいた複数回の血液検査が必要ですが、それを実施していない。
こういう国民無視の施設になってしまったのは、公務員でありながら、誰のための研究かという根本の目的を忘れてしまっているからです。
現在の感染研を見ていると、生物学や生物現象の研究材料を、感染症に求める−といわんばかりの仕事が多くなっています。遺伝子組み換え技術など、研究のための研究、目的を深くは考えない新技術の開発・・。
これらは、すべて感染研の幹部の意思によるものです。
その幹部の典型的な行動が予研=感染研裁判で暴露された。
<被告側(米国人査察班)の鑑定書が出てから1年後、芝田進午さんは、そこにあるオヴィアット氏、リッチモンド氏の署名が、どうやら本物ではないことに気づいた。裁判でもそれが追及された。マスコミでも報じられて、最終的にはそれが感染研の倉田毅・感染病理部長(当時)が書いたものだということがわかった。大スキャンダルだ。倉田氏は自分からそれを明らかにした。(中略)感染研のために、自分が泥をかぶってもそれをやらなければいけないと、決意したのだという>
倉田部長の行為は、「私文書偽造」や「法廷侮辱罪」に相当する。
しかし、彼は、裁判所に偽造文書を提出した"功績"で副所長(現職)に昇進した。
最近、科学者や技術者が起こした事件や事故が、社会的な大問題になっています。
血友病患者を中心に、2000人がエイズウィルスに感染させられ、489人が死亡しました。
その問題のミドリ十字等、製薬5社の血液製剤は、この感染研(予研)が国家検定機関として認可した薬品でした。
今でも、狂犬病ウィルスが神経細胞をよく伝わるという性質を利用して、狂犬病ウィルスに遺伝子を組み込んで、"運び屋"として使おうというアイディアを持っている研究者もいる。
そんな遺伝子組み換えウィルスを作ったら、狂犬病ウィルスの性質も残るという危険性を考えない。
私には、恐ろしくてできません。
英国では、バーミンガム大学の研究室で、人間のガンの遺伝子を、インフルエンザのような空気伝染するウィルスに組み込もうとした研究者がいました。
さいわい、英国には事前の届出・認可・査察制度があったので、この実験は禁止されました。
ところが、日本には査察制度はおろか、人間を死に至らしめる病原菌やウィルスの研究を規制する法律がまったくないんです。
だから、オウム真理教が、無差別テロのために、炭疽菌やボツリヌス菌を培養しても、何の罪にも問われないのです。
恐怖の病原体が東京中にばらまかれている
国立感染症研究所実名内部告発
東京・新宿区にある国立感染症研究所(旧国立予防衛生研究所)をご存じだろうか。
移転前にも感染事故や爆発、火災事故が頻発したが、現在も危険な病原菌やウィルスを使って研究している。
バイオ施設の法的規制がない、わが国最大の実験施設の恐怖の実態を告発する。
エイズ、ペスト、0−157、赤痢、チフス、マラリア、結核、リケッチャ、狂犬病・・・。
国立感染症研究所(新宿区戸山。竹田美文所長。職員は約400人。以下「感染研」)では、人間を死に至らしめたり、重症になる可能性があるこれらの病原菌やウィルスを使って、研究しています。
じつはこの感染研から、強い圧力をかけて強制排出される実験室内の空気、排水、それに内部から逃げ出すゴキブリ等の昆虫には、これらの病原菌やウィルスや発ガン物質が含まれている可能性が高い。
そのために、この施設と至近距離で生活している地域住民や早稲田大学関係者、身体障害者施設に関係する人たちの生命を脅かしているのが現状です。
人の健康と福祉を第一に考える厚生省の管轄下にある感染研が、このように人命を軽視しているのは、まったく納得できません。
私は、問題の感染研に勤務する国家公務員の研究官です。
そして、クリスチャン(プロテスタント)です。
人間の生命に関わる事態を知っていながら黙っているのは、"人殺しに等しい罪"と考えるようになり、現在のような感染研のあり方に反対しています。
感染研の前身・国立予防衛生研究所(略称は「予研」。1997年に「感染研」に改称)が現在地に移転したのは1992年9月。
移転以来、私が知る限り、排出されている排気や排水の病原微生物学的検査は、一度も実施されたことはありません。
職員が毎年のように亡くなる
このように危険極まりない感染研は、住宅密集地のド真ん中にあるべきではありません。
そもそも、周辺住民や早大、障害者団体、新宿区長・区議会の反対を押し切って、機動隊を導入してまで移転すべきではありませんでした。
危険な実験を中止し、周辺住民に影響のない安全な場所に再移転すべきです。
予研時代から、新宿区への移転を疑問に思っていたが、周辺住民の移転反対運動を知り、感染研を内部告発するようになった。
数カ月中に東京地裁で判決が下される『予研=感染研裁判』でも、原告側(反対住民)証人として、感染研の危険性や問題点を証言。
自らの信条を記した『科学者として』(幻冬舎)を、10月26日に上梓。
その著書に、思わずゾットさせられる記述がある。
<(日本の予研では)47年から72年までに80件の感染事故が発生し、60年に2回、80年代に3回も爆発・火災事故が発生し(中略)93年と95年、実験動物が施設外で3回も発見され、94年には過去12年間の予研職員の在職中・退職直後の死亡者の9割以上(注、13人中12人)ががんで死亡していた事実が判明しました。>
(「本書によせて」広島大学名誉教授・予研=感染研裁判原告代表・芝田進午)
感染研が移転する前、同じ場所に国立栄養研究所があったが、隣接する早大文学部でも不気味な"事件"が起きていた。
<80年代に早大文学部教員のうちで在職中にがんで死亡する者が多かった事実があります。(中略)その多数の研究室(注、死者5人中4人)が、当時、隣接していた国立栄養研究所からの排気が直撃する場所にあったので、後者からの排気中の発がん物質に起因していたのではないかという疑惑が発生しています。>
(同前)
研究所で働く者にとって一番ショッキングなのは、現職の職員が亡くなることです。
毎年のように、1人か2人が亡くなることもありました。
その死因のほとんどがガン。
いくら死因のトップといっても、これほどガンが多いと、厳粛にならざるをえません。
今年のたしか6月頃にも、50台半ばの研究室の女性スタッフが、やはりガンで亡くなったばかりです。
実験に使われる病原菌やウィルス、それとも有機溶媒などがガンの原因になっているのかは、詳しいことは何もわかりません。
ただし、私自身も、予研に勤めて間もない1970年頃、汚染事故としか考えられないような症状を経験をしたことがあります。
今はP3施設がもっとも危険
<化学部の人がその装置(細胞破砕機)を使いにきた。彼らは実験に大腸菌を使っていた。(中略)ところが、仕事を終えて自宅に帰ってから、急に熱が出た。「昨日の夜、いままで体験したこともないぐらいの高熱が出てね・・・」
こう私が話すと、同僚たちは、「おれもそうだ」「おれも熱が出たんだ」と口々にいうではないか。思い当たることといえば、前日、化学部の人たちが隣の部屋で大腸菌を破砕(高圧をかけて一気に常圧に戻すという一種の"爆発")していた、あの行為しかない>
(同書より)
小誌も数年前、感染研のある研究官に感染症について取材を申し込んだ。
その時、研究官は「シャーレーが割れて、研究室にウィルスが飛び散っているから」と、取材を断った。
これらの感染事故は、地元の保健所にも報告されていない。
病原菌やウィルスを扱う研究施設では、その「物理的封じ込め」の方法が厳しくなる順にP1からP4まで、4段階のランクがあります。
ランクが上になるほど、それだけ危険性が増すわけです。
日本では、最高ランクのP4施設は、この感染研の分室(東京都武蔵村山市)と理化学研究所ライフサイエンス筑波研究センター(茨城県つくば市)の2ヵ所にあります。
しかし、感染研の分室は、武蔵村山市議会の反対に遭って、81年以来稼動しないまま現在に至っています。
また、理化学研究所も、2度、危険な実験をしただけで、本格稼動はなされていません。
ただし、本来P4施設でなければ行うべきでない病原菌やウィルスの遺伝子組み換え実験は、今では、P3以下の施設でも行われいています。
実質的には、P3施設がもっとも危険な施設で、感染研は、そのP3施設なのです。
しかも、P3実験室7室とP3の動物施設1室の合計8施設が集中しています。
これほど1ヵ所に集中しているのは、アメリカの広大な敷地に立地する軍関係施設などを除けば、世界的にも珍しいといわれています。
それほど危険性の高い施設が住宅密集地の真ん中にあるのです。
施設の建物と、一般民家や早大文学部の建物との距離は、近いところで10メートルほどしかありません。
さらに、感染研は小高い丘の上にあります。
屋上にある排気口から出された排気は、周辺に降りてくるでしょう。
大雨が降ると、研究施設の排水が住宅地の下水溝からあふれることも心配です。
同書には、P3施設用の排気口に取り付けられるフィルターの"穴"についても触れられている。
<P3のフィルターは、すべての病原体を死滅させる高圧滅菌器や乾熱滅菌器とは本質的に異なる装置である。通常0.3ミクロンの超高性能粒子吸着フィルターで粒子を補足するが、フィルター上の病原体を積極的に死滅させることはしない。0.3ミクロンといっても、条件次第で粒子の通過の程度は変化する>
ちなみに、このフィルターでは、細菌(0.5〜1ミクロン)を補足しても、ウィルス(0.02〜0.3ミクロン)は、通過させてしまう恐れがある。
このような施設はWHO(世界保健機関)によって、『病原体実験移設安全対策必携』を守るように指導されています。
しかし、感染研は、その指針のうち、「実験室は耐水性であること」や「塵がたまるような水平面は避けること」など、数十項目にわたる違反があったことが、裁判で指摘されています。
世界的に著名な環境運動家のJ・リフキン氏は91年、感染研について早大で講演した時、「世界で最悪の場所だ」と断言しました。
それなのに、感染研側は、「いまだかつて、周辺住民に伝染病が発生したことはない」と、安全性を主張しています。
この発言は、科学者としては失格です。
なぜなら、予研時代も含めて、周辺住民の疫学的調査を、一度も実施していないからです。
感染研幹部が偽造した文書
伝染病に感染しても、発症するのはごくわずか。病原体やウィルスに対する血液中の抗体価が上昇した変化があって、初めて感染したことがわかるんです。
その結論を出すためには、一定期間をおいた複数回の血液検査が必要ですが、それを実施していない。
こういう国民無視の施設になってしまったのは、公務員でありながら、誰のための研究かという根本の目的を忘れてしまっているからです。
現在の感染研を見ていると、生物学や生物現象の研究材料を、感染症に求める−といわんばかりの仕事が多くなっています。遺伝子組み換え技術など、研究のための研究、目的を深くは考えない新技術の開発・・。
これらは、すべて感染研の幹部の意思によるものです。
その幹部の典型的な行動が予研=感染研裁判で暴露された。
<被告側(米国人査察班)の鑑定書が出てから1年後、芝田進午さんは、そこにあるオヴィアット氏、リッチモンド氏の署名が、どうやら本物ではないことに気づいた。裁判でもそれが追及された。マスコミでも報じられて、最終的にはそれが感染研の倉田毅・感染病理部長(当時)が書いたものだということがわかった。大スキャンダルだ。倉田氏は自分からそれを明らかにした。(中略)感染研のために、自分が泥をかぶってもそれをやらなければいけないと、決意したのだという>
倉田部長の行為は、「私文書偽造」や「法廷侮辱罪」に相当する。
しかし、彼は、裁判所に偽造文書を提出した"功績"で副所長(現職)に昇進した。
最近、科学者や技術者が起こした事件や事故が、社会的な大問題になっています。
血友病患者を中心に、2000人がエイズウィルスに感染させられ、489人が死亡しました。
その問題のミドリ十字等、製薬5社の血液製剤は、この感染研(予研)が国家検定機関として認可した薬品でした。
今でも、狂犬病ウィルスが神経細胞をよく伝わるという性質を利用して、狂犬病ウィルスに遺伝子を組み込んで、"運び屋"として使おうというアイディアを持っている研究者もいる。
そんな遺伝子組み換えウィルスを作ったら、狂犬病ウィルスの性質も残るという危険性を考えない。
私には、恐ろしくてできません。
英国では、バーミンガム大学の研究室で、人間のガンの遺伝子を、インフルエンザのような空気伝染するウィルスに組み込もうとした研究者がいました。
さいわい、英国には事前の届出・認可・査察制度があったので、この実験は禁止されました。
ところが、日本には査察制度はおろか、人間を死に至らしめる病原菌やウィルスの研究を規制する法律がまったくないんです。
だから、オウム真理教が、無差別テロのために、炭疽菌やボツリヌス菌を培養しても、何の罪にも問われないのです。
以上
まあ都内にある大学では、この種の研究を日常的にしていますわな!
しかし、病原菌が施設外に漏れているとなると問題だ!
黄色人種しかかからないインフルエンザを作ったのも東大だしな!