フランスのテロ事件は、他人事ではない!!次は、日本国だ!!

日本も他人事ではない!!

既に、「テロ」を起こすぞと脅されている!!

テロの犯人が分からないのは、身内の仕業!!

安保法案は、日本国民をテロの危機に晒す!!

時事通信は、フランスのメディアの報道から「パリ中心部のバタクラン劇場と北部の競技場付近などで13日、複数の銃撃や爆発などがあり、複数の警察筋は14日、AFP通信に対し、劇場への攻撃だけで約100人が死亡したと明らかにした」ことを伝えています。その後、死者数は150人以上と報道しているものもあり、さらに死者数は増えそうです。パリの中心部などでの同時テロ事件。衝撃のニュースです。

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まだ、どのような背景で、どのような目的でこのテロ事件が起こったのかは明らかにされていません。これだけの事件ですから組織的な背景もあるはずです。「占拠犯はアラビア語で『アラー・アクバル（神は偉大だ）』と叫んで乱射した」という報道もあります。ツイッターなどの情報からニューヨーク・タイムズなどはイスラム国の関与をほのめかしています。これから犯人の組織や目的なども明らかにされていくことでしょう。

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フランスはここ数年テロの脅威にさらされています。「シャルリー・エブド事件」はまだ記憶に新しいものです。風刺週刊誌「シャルリー・エブド」を発行するシャルリー・エブド本社がサブマシンガンとロケット砲で武装した人物に襲撃され、12人が死亡し、多数の負傷者が出たという事件でした。これも首都パリでの犯行でした。確かに、宗教的な配慮は必要ではないかという議論はあるものの、言論の自由がなくなるのではないか、という危惧がされました。暴力による言論の封じ込めはいかなる理由であれ、許されるものではありません。

今回のテロ事件は、移民・難民の問題ともリンクされることとなるでしょう。折しも、ヨーロッパでは移民・難民をさらに受け入れるのか、受け入れないのかという激論が戦わされている最中です。特に難民は紛争の真っ只中にいた人が含まれます。私がスウェーデンに留学していたとき、スーダンからの難民と話をしていたときのことです。彼はすぐにでも母国に帰りたいと言いました。やはり母国がいいんだな、と軽く考えていたら、その後、彼は「自分の目の前で家族を殺した○○と○○をすぐにでも殺したい」。一日でも早く母国に帰って、仕返しをしたいのだ、といいました。暴力の連鎖の文化から離れていないのです。

なぜ、フランスがテロのターゲットとなりつつあるのでしょうか。これは、アフリカの植民地の問題と関連があると考えています。フランスは植民地争いに出遅れたために、アフリカの広大ではあるけど貧しい国の多くを植民地化することになりました。この地域は現在でも紛争の多い地域です。アルジェリア、チュニジア、スーダン、ギニアなどのアフリカ諸国や中東のシリアなども含まれます。

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それに加えて、フランスの植民地支配の特徴は、同化主義を強要するといわれます。「フランス語に体表されるような、フランス文化を受容した者には、フランス人とほぼ同等の権利を認める」というものです。フランスへの移民・難民の多くはフランスが植民地化していた国からの人が多いのです。

現在のフランスでも受け入れられた移民や難民はかなり厳しい同化主義政策のもとに置かれます。移住してきたイスラム教徒などの不満が高く、彼らはテロリストの協力をする潜在的なグループになりやすいと言われます。イギリスは多文化主義がもっと浸透しており、フランスの政策とはかなり違います。

貧困で紛争の多い旧植民地国が多いということと、フランスの同化主義政策のもとでの不満が高いことなどから、テロリストがつけいる隙が出来たと言えるでしょう。

しかし、社会システムに改善の余地があるにせよ、こうしたテロを許すわけにはいきません。全く関係のない市民が犠牲になっています。こうしたテロの活動や文化は日本にも上陸する可能性もあります。安全と言論の自由の保証は重要なことです。まずは今回のテロ事件での犠牲者の方を一人でも救うことです。そしてこのテロ事件の解明と対策が必要です。アメリカ、フランスとテロの対象国が広がりつつあります。国際社会全体としての対策が望まれます。