スーパーにあふれる遺伝子組み換え食品!
「大豆不使用」と書いてある納豆には遺伝子組み換え大豆は使っていない?「遺伝子組み換え大豆不使用」と書いてある納豆は、書いていない納豆より安全だとおもいますか?
食関連のプロである飲食店経営者ならば、正解して欲しいところだが?
2001年に施行された遺伝子組み換え作物(GMO)表示制度に基づき、小売り販売されている納豆や豆腐、醤油などに記載されているGM(遺伝子組み換え)表示についてこのほど、GM
開発企業が組織するバイテク情報普及会が、GM表示の日本での浸透度を確認するために消費者調査を実施したのだが、正しい理解にはほど遠いことが分かった。
なんと大豆消費量の約6割がGM社製品!
日本の大豆自給率は4.3%。残りの圧倒的な量を海外から輸入しています。
最も多いのは米国からで、89.5%。その米国ではGM栽培が拡大しており、米国産の74.0%がGM大豆なのです。
単純計算すると、日本で消費する大豆の61.6%がGMということになります。
日本は、米国からの大豆の輸入に当たって、IPハンドリングという徹底した分別管理を行っているが、穀物エレベータなどの流通過程で、混入を避けることができず(「意図せざる混入」と
言う)、5%までは混入を許し、「不使用」と表記できます。
したがって日本では、GM大豆が含まれていても、5%未満の比率であれば「遺伝子組み換えでない」と表示できる。
ところが、この表示のために消費者は「まったく含まれていない」と思ってしまう。
調査では、90.7%の人が「遺伝子組み換えでないと表示されている食品のGM混入率は0%だ」と答えています。
「不使用」があふれかえる食品売り場!
遺伝子組換え(GM)作物使用に関する表示は3種類ある。
使用・不分別・不使用だ。使用は文字通りGM作物を原料に使っていること。
不分別は、使っているかいないか分からないもの。
「使用」と「不分別」は必ず表示しなければならない。
それに対して「不使用」は、表示してもしなくてもよい任意表示なのです。
同じ「不使用」でも、表示したり、しなかったりするのは、どこが違うのか?
一方が良くて、もう一方が悪いわけではない。しかし、表示してもしなくてもよいのなら、「不使用」と表示した方がお客に売れるだろうと、商売上は誰でも考えるはず。結果的にスーパーに
は、「不使用」表示だけがあふれかえっているのです。
実際に消費者調査でも、不使用表示の方が何も表示していない商品に比べて、「安全性が高く」(85.4%が回答)、「品質が良い」(74.0%同)と認識しているとの結果が出ています。
つまり、中身が同じであるにもかかわらず、「不使用」と表示されている商品の方が良いと感じる「優良誤認」が起こっているのです!
結局は、「不使用」表示が消費者に間違ったイメージを植え付け、混乱させているということになる。こうした理由から海外では、ほとんどの国が「不使用」表示を禁止している。
米国やオーストラリアなどでは、混入率がゼロである科学的なデータの裏付けの必要書類をそろえるなど、膨大な手続きを経なければ「不使用」と表示することができません。
お客を惑わす「不使用」表示だらけ!
これに対して日本では、あまりに安易に「不使用」表示を許しており、ひいてはお客への裏切りにつながっているといっても、言い過ぎではないだろう!
そんな中で、生活協同組合首都圏コープ事業連合が、従来の方針を転換して「不使用」表示を自主的に廃止することを打ち出しました。
同時に、対象ではなかった醤油やサラダ油、タレやスープなどにも、「不分別」と新たに表示を始めている。
GM表示規定では、表示対象の食品が決まっている。納豆や豆腐と違って醤油やサラダ油は、遺伝子が製造工程を経て食品には残存しないことが分かっており、法的に表示義務がないと言いますが怪しいものです!
また、食品添加物など主たる原料でないものや、タレやスープなどの添付品にも表示義務がない。それでも同連合は、遺伝子組み換えかどうか分からない輸入作物を使っていることをお
客に正確に伝えようとして、「不分別」と表示することにしたのだ。
同連合はGMOに反対する立場をとっている。とはいえ、反対でも、賛成でも、正しい情報をお客に伝えることが大前提となるのは間違いない。
飲食店としても、お客に何を聞かれても正しい情報を提供できる準備をしておかなくてはいけないでしょう!
国民の安全の為にもね!
食の安全を考えますと、家庭菜園こそが理想です!
家庭菜園で、このような野菜が十分に育ちます!
是非、皆さんも家庭菜園に挑戦してみましょう!
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代表者/野口 勲 E-Mail:tanet@noguchiseed.com
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