EUと日本の違い〜EU比較で食品基準安全は誤り−汚染食品から身を守るために!
EUと比較して、日本の食品の旧基準(暫定基準)でも安全と思われがちだが、今まで政府はこの情報を積極的に利用してきたし、マスコミも垂れ流し続けてきた。
しかしこれは大変な間違いである!
EU基準は食品の1割が、その汚染レベルと想定しての輸入基準であるからだ!
すなわち希釈係数10%としての基準である。汚染した食品1割に対して汚染されていない食品9割なら食品からの放射能の平均摂取量は10分の1になるのである。
EUは、その上で放射線被曝が年間で1ミリシーベルトを超えないように設定している。
そして実は日本の基準も一定の希釈を前提としているのだ!
しかし政府がその周知を怠っているので、多くの国民は食品の放射能基準が希釈を前提としていることさえ知る由もない!
EUは、原発事故以前はセシウム1250ベクレルであり、事故後に日本からの汚染食品が実際に来ることを警戒し、国民の健康第一で基準を厳しくして500ベクレルに改正した!
この数字だけ見ると確かに日本の暫定基準500ベクレルと同じであるが、事故以前はEUの1250ベクレルと比べると日本の500ベクレルの方が厳しくみえる。
しかし、EUは輸入の汚染基準を本来の安全基準の10倍にしている。
逆に言うと本来の安全基準は10分の1である。すなわちEUが考える本来の安全基準は事故前125ベクレルであり、事故後は50ベクレルということになるという。
簡単に言うと、汚染食品を10分の1しか食べないのだから10倍汚染していてもいいという意味だ。だから日本の旧基準500ベクレルがEUとほぼ同様の基準だから安心だと言うなら、日
本も汚染食品10%に対して汚染していない食品90%を食べる必要がある事を周知する必要がある。
新基準で100ベクレルになったが、それでも50%の汚染されていない食品を食べることを前提としていことを周知しなければならない!
ところがそのことを政府は、国民に通知しないため、多くの人は食品の放射能基準が一定の希釈を前提としていることを知らずに、政府の基準以下ならそればかり食べていても安全だと
思っていることが、重大な内部被曝に繋がっている!
実際に日本国内で原発事故が起きてしまって、放射能に汚染された食品の流通が日常化している状態で、暫定基準500ベクレルの時に政府の言うことを真に受けて積極的に食べて応援
をしていたら、汚染食品1割に対して汚染していない食品9割なんて保証はどこにもないのであ!。
もし積極的に汚染食品を食べていたら、10分の1に希釈しないどころか、放射能測定をまともにやっていない食品や基準超え食品も流通しているので、場合によっては濃縮だってかんが
えられる!
新基準の再見直しも必要
日本のように食品が広範囲に汚染している状況で、しかも日本では多くの国民が希釈を理解していないのに、希釈を想定とする食品基準は適切ではない!
食べ続けても安全な数値に新基準を見直さなくては、内部被ばく者が像だするばかりである!
実際の被爆量は、汚染食品と非汚染食品の摂取比率に密接に関係している。
だから旧基準500ベクレルで、汚染食品ばかり食べていたら内部被曝してしまい国民の健康被害が続出してしまう!
大人の場合は、非汚染食品を90%食べて10分の1に薄めて50ベクレルにする必要があるし、子供の場合は約5倍感受性高いので、50分の1に薄めて10ベクレルにする必要がありま
す!
すなわち子供は98%の非汚染食品を食べる必要がありますから、現状では至難の業なのです!
そう放射能チェック体制が全く確立されていません!
注視して、放射能の有無は判定する事が出来ません!
新基準は、一般(乳児以外の子供を含む)100ベクレルなので、大人50ベクレルにするには非汚染食品を50%食べる必要があるし、感受性の高い子供に対して5分の1の10ベクレルに
するには90%の非汚染食品が必要であるが、まず不可能に近い数字である!
実際は経過措置の名目で、今後も旧基準食品が継続するので、もっと厳しくなります!
しかも乳児食品の新基準がなんと50ベクレルなのです!
私は昨年から大人50ベクレル、子供はその5分の1以下だとずっと言ってる。基準を下げろと農水省役人にも直接言った。
それでも500ベクレルが1年続き、すなおな国民は絆と食べて応援で騙された。そして勉強しないバカ学者はEUより安全と今も言い続けている。
食品基準は、国民一人一人がかなりの量の汚染されていない食品を食べることを前提としているのに、政府は国民にその通知を怠っているのですから、馬鹿にしています!
それどころか、政府の基準は安全だ、流通している食品は安全だと国民に信じ込ませ、食べて応援キャンペーンをして汚染食品の摂取率を高めているのですから、もはや犯罪の域なので
す!しかも民間の独自基準さえ妨害する始末ですから、呆れてしまいます!
マスコミは、このことを知っていながら国民に伝えようともしないし、国民が知らないのをいいことに政府は意図的に国民を危険にさらしているのです!
政府とマスコミがしていることは、国民への許し難い背信行為であり、世界の歴史にさえ永遠に残る犯罪行為であるのです!
今でも、多くの人たちは食品基準の希釈という言葉も知らずに、政府の基準以下ならそればかり食べていても安全だと思っているのですから、これを是正しなければなりません!
政府が安全だと言った基準だから安心だと素直に信じて、積極的に東日本の食品を食べてばかりいる人もいるそうですから、ひどいものです!
地域差もあるし個人の意識の差もあるので、国民が旧基準で10%、新基準で50%しか汚染食品を食べない保証などありません!
店舗に陳列している食品であれば、無条件で安全であると信じて、国民は購入しています!
子供は、もっと事態は深刻な状態です!
しかも食品基準は、非汚染食品を一定比率食べることが前提なので、民間が実施している国より厳しい独自基準は必須なのに、事もあろうに政府は食品業界に独自基準をやめろと強固
に行政指導しています!
国民を見殺しにしていると、申し上げでも過言ではありません!
政府は、今すぐ食品基準を再度見直し、【子供に安全な食品とは】に根拠を示してあるように、
大人50ベクレル、
子供10ベクレル、
幼児5ベクレル、
乳児0ベクレル
に早急に改めなければ、重大な被害が出てしまう!
放射能汚染をした食物を食べることにより、内部被曝して、1年後2年後、3年後にどうなると思っているのであろうか?
さらに年内続ける予定の旧基準の経過措置をやめて、ただちに「食べて応援キャンペーン」を中止して、国民に対して今ままで騙し続けてきたことを率直に謝罪すべきなのである!
さらに政府の食品基準で想定していた希釈、すなわち汚染食品の摂取率についての真実を、広く国民に分かりやすく通知する義務があるはずである!
汚染食品から身を守るためには
1)2012年3月末までの旧基準(暫定基準)で安全なのは汚染食品を食べる量が大人は10%以下、子供は2%以下の場合。その他は非汚染食品を食べることが前提です。
すなわち大人は90%、子供は98%以上の汚染されていない関西などの食品を食べる必要があります!
2)4月から実施の新基準でも、汚染食品を食べる量は大人50%以下、子供10%以下にすることが絶対に必要です。
すなわち、大人は50%以上、子供は90%以上の、汚染されていない食品を食べる必要があります!
しかも年内は、経過措置の名目で旧基準が継続する食品があります!
3)政府は、国民の健康より東電を助けることを優先させて、「食べて応援キャンペーン」を続けています。
そして汚染食品の摂取率について、政府は責任逃れのためにこっそり情報公開だけして、国民への通知は怠り続けているのです!
そして、悪質なのは、この事実をマスコミは国民に報道をしないのです!
4)食品基準は、非汚染食品を一定比率食べることを前提としていますので、なおさら民間の独自基準は必須なのです。
それなのに政府は、食品業界が国より厳しい独自基準で自主検査することは、やめろと行政指導しています!
国民が知らないことをいいことに、政府は国の基準を超えてまで国民を危険にさらそうとしています!
5)上記での『汚染食品』とは、政府の基準値を超えた食品のことではなく、政府基準に従った食品のことです。
もし政府基準値を超えた食品を摂取した場合には上記の比率でも安全ではなくなりますので要注意です!
まだこんな政府を支持しますか?
日本社会は、八方ふさがりで゜すが、いつの日にか民衆が目覚めて決起することでしょう!