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Channel: 高山清洲・世界平和 人類みんな兄弟
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大災害に備えよ!過ちを繰り返さないために!

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4年前の震災直後に起きた過ちを繰り返さないために!

 

東日本大震災からまだたったの3年しかたっていないのに、あの時、起きたことをほとんどの人が忘れているのではないだろうか?
東京で地震に遭遇し、何度となく襲いかかる余震に、
「もう日本は終わってしまうのではないか」 とすら思ったものの、3年過ぎたら復興を後回しにしてオリンピック開催でバカ騒ぎ。
いつか必ず近いうちに日本で大地震または大噴火が起きる。
自然災害の際に311の過ちを繰り返さないために、当時、何が起きたか、振り返ってみたい。   以下

1:風評被害?! 覚えているだろうか?
東日本大震災直後に発売されたAERAが、表紙に防護服をまとった写真をでかでかと載せ、「放射能がくる」と題したところ、
「風評被害を助長する!」「売れるために恐怖心を煽りすぎ!」 と批判されたことを。

あの時、多くの人は、日本の政府の発表を信じないといいながらも、
「まさか日本でチェルノブイリ原発事故のようなひどい事故が起きるわけがない」
「放射能汚染でひどいのは福島原発周辺ぐらいで、多くの人には関係ない」
と思っていたのではないか。

だから東日本大震災直後にこのような表紙で雑誌を出したことに批判が集まった。
思うに震災直後の世間の空気ってなんかかなり変だったような気がする。
なんというか冷静に事態を見ることではなく、
「事故はたいしたことはない!みんなでがんばれば乗り切れる!
だから風評被害を広げてはならない!」 みたいな見えない空気が支配していた。

 


でも実際には放射能汚染は日本中に広がり、しかもそれはネット上に出回る海外の情報サイトに頼るという、とんでもない異常な状況が起きていた。

自然災害が起きた時、政府が信じられない、マスコミが信じられないといいながらも、最も怖いのは、事実を見つめようとしない世間の空気にあると思う。

2:食べて応援
震災直後、東北のモノを食べて応援!なんて雰囲気が結構あったように思う。
それも政府やマスコミや企業が主導したわけではなく、無知な善良なる一般市民が被災地のために良かれと思い、
「被災地に行ってボランティア活動はできないけれど、食べて応援ならできる!」
とネットでこうした動きを拡散させていたように思う。

でも今にして思えば震災直後でろくに放射能検査もされていない危険なものを、食べて応援なんてもっての他だったはず。
しかし当時はまさかそんなに汚染がひどいとは思わず、善意から食べて応援しようという動きを広めていた。

2011年4月の時点で食材の放射能汚染について問いただした議員は、
「みんなで東北のモノを食べて応援する時に、なんてこと言うんだ!」 と批判されたという。

災害時に恐ろしいのは無知なる市民の善意の押しつけだ。

3:意味なし自粛
被災地が大変な時に花見とはけしからん!といった政治家をはじめ、政治家に限らず、多くの人たちが、
「被災者の方に申し訳ないから、イベントをとりやめよう」 と自粛していた。
しかし自粛しても何の意味もない。
むしろ自粛により経済活動が停滞することで復興にマイナスにすらなる。

自粛をすれば被災者に配慮しているみたいなとんだ思い違いした、偽善的な行動で自己満足する国民の空気に疑義を唱えたのは、被災地にある酒蔵。
「お花見を自粛せず、被災地のお酒を飲むことで応援してほしい」 と訴えた。

放射能汚染の危険があるものを食べて応援なんて無邪気に言っているわりに、放射能汚染の危険のないものは自粛して被災地にダメージを与えるという、滑稽ともいうべき行動がまことしやかに行われたのが震災直後の雰囲気だった。

そういえば震災が起きた3月の末頃に、ブログで 「疲れたらおいしいものを」 と題して、おいしそうな食べ物の写真をアップしたら、
「そんな写真をアップするなんて不謹慎だ!」 という人がいた。
多分その人もその時は震災パニックで、正常な判断が一時的にできなくなっていただけだと思うけど、パニック時ってほんと人が恐ろしい。

4:節電
原発事故が起き、誰もが節電しなきゃと思った。
東京の駅やホーム、地下道、ビルの施設などは、普段から見ると「真っ暗」と思うほど、使っている照明を少なくしていた。
でも1週間も過ぎると、むしろその「真っ暗」が当たり前に思えてきて、今までが明るすぎたのではないかと反省した。

震災当初は、原発事故が起きたので、電気は不足し、夏はクーラーもつけられず、暑さで死人が出るのではないかとすら言われていた。
しかしそれはまったくのでたらめだった。

結果、原発事故が起きてまだ3年しか過ぎていないにもかかわらず節電して「真っ暗」にしていた施設は、すっかり震災前の不必要な明るさを取り戻している。

あの時、節電しようと思ったことはもう忘れたの?
節電すれば自社の経費削減にもなるわけで、震災直後の節電意識を続ければいいものの、原発がなくても電力が不足していないことをいいことに、すっかり無駄な電気を使う生活に戻ってしまった我々。
それで 「原発動かしていないから燃料費が高騰して大変だ!」
とかいわれても、まず節電すべきなんじゃないの。
あの震災直後の危機意識を持って。

5:会社にいかなくても仕事ができちゃった
震災が起きた当初は、ガソリン不足や電力不足により、車での移動は困難を極め、また公共交通機関も大幅に本数を減らしていた。
出社したくても出社できない会社員が多くいた。

ところがあるIT企業では、震災を契機に在宅勤務ができることがわかってしまった。
このIT企業。お客さんには 「わが社のIT技術を使って労働環境のクラウド化を」
なんて進めて商品やサービスを売っていたのだが、自社はどうかというと 「いや顔を合わせて仕事しなきゃ仕事はできない!」
なんて思っていて、自社のクラウドサービスを使った働く場所のノマド化ができていなかった。

しかし震災が起きて出社できない社員が出てきた。
そこで仕方がなく自社のクラウドサービスを使ったところ、会社に行かずに自宅で仕事をしようが大半のことが簡単にできてしまった。

「在宅勤務やノマド化なんて無理」 と思い込んでいただけで、いざ震災になったらできてしまったのだ。

震災直後、企業は災害時にもきちんと事業が継続できるよう、3CP(事業継続計画)を策定し、デジタルデバイスを使ったノマド化に乗り気だったのに、3年過ぎたらもうそんなことは面倒だ。
「いいからとにかく会社に来い!それが仕事だ!」
という意味なし移動を強制する会社が増えてきてしまった。

人がどうしても行かなければならない仕事はいっぱいある。
でも人が移動せずともできる仕事もいっぱいいる。
震災の教訓を思いだし、いつ何時災害が起きても、仕事がスムーズに行えるよう、ノマド化を進めるべきではないか。

6:買い占めパニック

震災直後、首都圏のスーパーから物が消えた。
物が消えたことでプチパニックになり、必要ないのに、必要以上に買い占めする人も現れ、余計に物不足が深刻になった。
あの時の教訓をふまえて、普段からできるだけ備蓄できるものは備蓄しておいた方がいい。

先月の首都圏大雪の際、スーパーから物が消えた。
震災の教訓をもとに、きちんと備蓄をしていれば、そんなにパニックにならずに済んだのではないだろうか。
いつ何時、自然災害が起きるかわからない。
普段から備蓄できるものはしておきたい。

7:被災者と支援者のミスマッチ 震災が起きて、いろいろな物がなくて困っている被災者がいっぱいいた。
一方で、こんな大災害が起きたのだから支援に行きたいという人もいっぱいいた。

ところが、行政が壁になって、支援者を断ってしまったり、支援物資が届いているのに 「公平に配れない」 という理由で配らなかったり、といったおかしな事態が起きた。

またマスコミの報道が特定の被災地や避難所に取材が集中するため、支援物資がありあまるほど送られてくる場所もあれば、報道されない場所はまったく物が来ないという場所も生まれてしまった。

災害時に被災者と支援者を結ぶのに役立つのはネット。
ツイッターやフェイスブックなどで直接被災者と支援者がつながった方が、行政の壁やマスコミの偏向報道に惑わされずに済むと思う。

8:311直前に三陸沖で地震が頻発していた・・・ 311に大地震が起きる前に、三陸沖で地震が異常多発していたのをご存知だろうか?
後から見ればこれは前兆だったのではないかとすら思える。

私は以前、大地震が起きた時に、直前の地震に予兆があるのではないか。
ならば毎日地震発生情報をチェックすれば大地震が予知できるのではないかと、研究したことがある。

ただ残念ながらそのような明確な因果関係は認められなかった。
前兆がなくても突然大きな地震が起きることも多数あったからだ。
でも事前に何度も地震が起きている地域で、その直後に、大きな地震が起きる場合もあったので、今も地震発生状況は毎日チェックしており、特定地域で地震が多発している場合にはネットでつぶやくことにしている。

予知はできないとは思うけど、常日頃からどこでどんな地震が起きているのか、天気予報みたいな感覚で1日1度チェックするくせをつければ、もしかしたら東日本大震災が起きた直前の異常に気づき、備えができたかもしれない。
以上
いずれにせよ日本に住む以上、この先、何度も地震は起きる。
ぜひとも日頃から備えをしておきたい。
  近いうちに必ず大地震がやってくる!
3.11を教訓に地震の備えをしているだろうか?
あれだけの大惨事やパニックが起きても、未だ平和ボケして、すっかり震災のことを忘れた、危機意識のない人間が多いことに驚く。

自分の身を守るのは自分。
国家も企業も自治体も会社もあてにはならない。
一人一人が大地震に備えて「減災」を心掛けることは、被害を少なくし、社会に混乱の少なくすることに役立つ。

自分を守るために、社会に迷惑をかけないために、今すぐできるだけの備えをしておきたいチェックリスト。

■家庭や企業で1週間分ぐらいの備蓄をしてますか?
□水
□食料
□ティッシュペーパー
□トイレットペーパー
□医薬品

■電気、ガスが1週間ぐらい使えなくなっても大丈夫?
□ガスコンロ
□ガスボンベ
□懐中電灯
□ライト
□太いろうそく
□マッチ

■情報を確保できる?
□普段からケータイはしっかり充電
□ケータイの充電器を持ち歩く
□電池式のケータイ充電器
□ラジオ
□デジタル機器の充電補助器(USB充電器など)

■いつ災害にあっても逃げられる?
□歩きやすい靴で通勤
□動きやすい服で通勤
□エレベーターは極力使わない
□普段から現金を多めに持っておく
□会社そばの避難所はどこ?
□自宅そばの避難所はどこ?

■災害にあっても安全を確保できる?
□ビルの窓に近づくな
□看板などの落下物が危険
□自宅に無理して帰るより会社待機が賢明
□火の始末をする
□災害が起きたらワンセグ、テレビ、ラジオなどをつける

■普段から被害を最小限にする努力をしている?
□家具やオフィス機器などの転倒防止、固定化
□いらないものはできるだけ捨てる

■電話以外の連絡手段は?
□社員の緊急連絡網にケータイメアドやPCメアドを記載
□安否確認でみんな電話かけまくればつながらないので、メールやツイッターなどを使う

■災害後の円滑な業務の遂行はできる?
□会社メールのWebメール化

■再び地震で原発事故が起きて、放射能が降り注ぐ日本から脱出できる?
□政府の発表は信用ならないからガイガーカウンターを購入し自衛

□パスポートをとっておく
□パスポートを持ち歩く

他にもまだたくさんあるかもしれないけど、最低限このぐらいはやっておかないとダメじゃない?
やっていなかったらこれからやればいい。

東京だって震源でもないのに3.11の時に、震度5の地震で電車本数は激減するは、停電になるは、物はなくなるは大パニックだった。

パニックになってからまた物を買いにいくんですか?
今のうちに買いだめしておけば何の問題もないのでは?

非常時にできることなんてほとんどない。
平時でちゃんと備えをしておけるかで、災害後の生活がうんと変わる。

数年前から地震情報を見るようになり、3.11以降は毎日チェックしているが、最近、異様に地震が増えている。
東北や福島だけじゃない。
北海道から沖縄まで全国各地。
特に、北海道、宮城、福島、茨城、千葉、和歌山、熊本あたりは要注意だ。

地震を甘く見てはいけない。
3.11のパニックを忘れてはいけない。
間違いなく、近いうちに大地震が何回かくる。
その時に備えて、今のうちからしっかり対策を講じること。    

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