海洋汚染がひどい!
海産物が、食べられない!
放射能測定をしている会社であるホワイトフードさんが、2015年3月に京都大学の小出裕章助教にインタビューを行いました。今回のインタビューはストロンチウムの汚染やこれからの対応に関する話がメインになっており、3月末で大学の仕事を辞める小出氏はその後の予定なども話してくれています。
小出氏はストロンチウム90について、「ストロンチム90という放射性物質は、人体にとってたいへん毒性が高い放射性物質です。
プルトニウムはさらに毒性が高い放射性物質です」と指摘。
その上で、「ストロンチムという放射性物質は、セシウムと比べると揮発性が少ないので、大気中に飛び出してきた量ということで比べる限りは少なかった。
たぶん1,000分の1ぐらいで済んだわけですけども、ストロンチムという放射性物質は水に溶けやすいです」と述べ、水の汚染に警鐘を鳴らしています。
また、小出氏はストロンチウムを摂取しない方法に関して、「ですから、大きな魚を取ったとして、骨は食べない。身だけ食べることにすれば、ストロンチムの被ばくはかなり減らすことができるわけです」と話してくれました。
☆京都大学 小出裕章助教の第10回インタビュー byホワイトフード
☆ストロンチウム90の小出裕章助教の見解 【海編】
URL http://www.whitefood.co.jp/radioactivitymap/sr90/2607/
(質問)先生は陸上の汚染に関しては、ストロンチムよりもセシウム、ただ、海に流ているものに関しては、セシウムもストロンチムも調べた方が良いかもしれないというご見解をお持ちだったと思います。
小出先生
そうです。今聞いて頂いたように、ストロンチムという放射性物質は、セシウムと比べると揮発性が少ないので、大気中に飛び出してきた量ということで比べる限りは少なかった。
たぶん1,000分の1ぐらいで済んだわけですけども、ストロンチムという放射性物質は水に溶けやすいです。
セシウムも溶けやすいのですが、ストロンチムも水に溶けやすい。そして、原子炉の炉心の中には、殆ど同量存在しているというモノなのです。ですから、原子炉が溶け落ちてしまって、落ちた炉心に4年間為す術がないまま、水をかけて冷やそうとしてきたわけですが、それが全て放射能汚染水になっています。
その放射能汚染水の中には、セシウムとストロンチムは殆ど同量存在していたはずだと思います。
ただし、セシウムという放射性物質は、水に溶けやすいけれども、一部の粘土鉱物に非常に吸着しやすいという性質を持っていまして、東京電力などは、たとえばゼオライトという粘土鉱物を通すことによって、セシウムを汚染水のなかから捕捉している、捕まえているわけです。
ですから汚染水の中のセシウムはかなりの分が除去されています。
しかしストロンチムに関しては、今のところは殆ど何もやっていないという状況のわけで、放射能汚染水の中には、セシウムはかなり減っているけども、ストロンチムは大量に存在しているという状態になっているわけです。
その汚染水が毎日のように海にむかって流れでていっているわけですから、海の汚染ということに関する限りは、今度は陸の汚染とは逆にセシウムではなく、今度はストロンチムを注目しなければならいと思います。
京都大学の小出裕章助教が定年退職へ!
原発問題や放射能問題に取り組む!今月27日が最終講義に!
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教が3月末で定年退職を迎えることが分かりました。小出氏は40年以上も前から原発の危険性を指摘していた方で、福島原発事故は全国各地で放射能の危険性などを説明。福島原発事後にやった講演の数は約230回にも達し、ラジオ番組などでも情報配信をしています。
大学を定年退職した後も7月末では講演を予定通りに行う方針です。将来的には長野県への移住も考えているようですが、原発問題などの活動は今後も続けるとしています。
高山長房セミナー
誰も知らない日本の真実をお知らせします!
戦後70年、いまだに日本国はアメリカの占領下!
占領下の日本で何が起こって、国民はどのような立場にいるのか!
これからどのような処遇を受けるのか?